尼崎だんじり「山合わせ」

尼崎市西本町にある貴布禰(きぶね)神社の例祭として、「だんじりまつり」が
例年8月1日、2日に行われます。

 約三百年の歴史ある「だんじりまつり」は、
1日には、だんじりが地元商店街や寺町地区を練り歩き、神社に向かう「宮入り」が行われます。
2日には、巨大な2基のだんじりを激しくぶつけ合うハイライトの「山合わせ」が神社横の市道で
勇壮に行われます。

 最大の見せ場である「山合わせ」は、二基のだんじりが向かい合い、正面からぶつかりあう。
勝負は自車の肩背棒を相手のだんじりの肩背棒の上に乗せると勝ちとなる。

山合わせは、北出、新三和、中在家、南出、西町、御園町、東桜木、西桜木の
8地区の総あたりで行われる。

はじめに大阪打ちと呼ばれる手打ちで山合わせの勝負が始まる。

勝負を有利にするため、ぶつかりあう前に、リズミカルでテンポの早い鳴り物が響く中、
相手を挑発しながら、だんじりを前に進めたり、後ろに下がったりしながら、
だんじりを一気にぶつけ合わせるタイミングをはかる。

だんじりの前に攻撃的に突き出た3m近くもある肩背棒(かたせぼう)と呼ばれる左右の担い棒を、
ぶつかりあう前に一気に上にあげ、前ゴマを浮かしたウイリー状態でだんじりをぶつける。

肩背棒同士がぶつかり合いは、まさに力と力の激突。
飛び交う怒号に、きしむ肩背棒、すごい迫力で、だんじりが壊れるのではと心配になるほど。

山合わせの場所は神社横の幅の狭い道路のため、あわせ損ねて崩れたり、
勢いあまってだんじりが横に傾くなど危ない場面も少なくないが、
「コラー、追うな!!」「○○はそのままで、××は後ろに下がれ!!」などと
的確なマイクを使った指示(怒鳴り声?)で仕切られ、安全に配慮され運営されている。

山合わせのほとんどの取り組みは、勝負がつかないことが多いが、
勝負がつくと勝った方のだんじりは開始位置に戻りながら
「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ」の掛け声を連呼し、喜びを爆発させる。


だんじりは高さ約4mで、コマは内ゴマ、四隅には笹を立てて飾る。
提灯は前後に2個ずつ大きな提灯をつけ、小ぶりの提灯は山型にではなく、
屋根の下をぐるりと囲むように取り付けている。
男屋根と女屋根の破風の段差は大きい。
幕は前のみで刺繍のないシンプルなもので、後ろは三枚板。
肩背棒は前に長く突き出し、取り付け位置も高い。

鳴り物は、大小の太鼓、半鐘、二丁鐘。

装束は上はハッピもしくは白のダボシャツ、下は白のバッチ、鉢巻、白の地下足袋


尼崎だんじり山合わせ
    激突する肩背棒
尼崎だんじり山合わせ
    激突する肩背棒
尼崎だんじり山合わせ
    激突する肩背棒
尼崎だんじり山合わせ
    激突する肩背棒
尼崎だんじり山合わせ
肩背棒を押さえ込む若衆
尼崎だんじり山合わせ
肩背棒を押さえ込む若衆


《私の独断と偏見のお勧め度》


星5

                                   (2007年 8月 2日)
期 間 07年 8月 1日(水)~2日(木)
 ※ 毎年同日開催。「山合わせ」は2日のみ。
会 場 兵庫県 尼崎市 西本町6丁目246
 貴布禰神社(きぶねじんじゃ)
アクセス 阪神出屋敷駅 東へ400m、国道43号線北側
問い合わせ先 貴布禰神社
【電話】 06-6411-0170




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